ニュース 電子 作成日:2012年7月23日_記事番号:T00038407
複数のチップを垂直方向に積層した3次元(3D)ICの普及が見込まれる中、パッケージング・テスティング(封止・検査)業界大手が、3次元ICに続々参入している。
23日付経済日報によると、日月光半導体製造(ASE)は、既に28ナノメートル製造プロセスで2.5次元(2.5D)の封止・検査技術を導入しており、今年下半期から3次元ICの受け入れ体制を整え、来年に稼働を開始する。
矽品精密工業(SPIL)は3次元ICなどの封止・検査拠点とするため、中部科学工業園区(中科)に5ヘクタールの土地取得を申請した。力成科技(パワーテック・テクノロジー、PTI)は、3次元ICの重要技術であるシリコン貫通電極(TSV)技術による生産ラインを整備し、来年にも量産を開始する。
業界では、台湾積体電路製造(TSMC)が自ら20ナノプロセスで3次元ICの封止・検査に参入する方針を固めたため、業界各社に影響が出るのではないかとの見方もあった。
しかし、業界関係者は「TSMCが参入するのはアップルなど特定顧客向けで、多くの顧客は封止・検査もTSMCに縛られることを望んでおらず、既存業者による展開が求められている」と指摘した。
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