ニュース 食品 作成日:2012年7月24日_記事番号:T00038419
北米、南米の干ばつにより、穀物の国際相場が高騰しており、台湾では硬質赤小麦の最新価格(第14便)が第12便に比べ、1トン当たり75米ドル値上がりした。このほか、トウモロコシ、大豆も高騰しており、食品業界への影響が懸念される。24日付工商時報が伝えた。
シカゴ商品取引所(CBOT)の9月先物価格では、6月中旬の価格水準と比較して、トウモロコシが61.6%、大豆が29.3%、小麦が49.7%値上がりしている。大豆とトウモロコシは過去最高値、小麦は4年ぶりの高値水準となっている。
商品業者は「3大穀物の高騰は、干ばつによる収穫減少懸念のほか、世界的に(穀物先物が)流動資金による投機ターゲットになっているためだ」と指摘した。
穀物価格上昇で、台湾のサラダ油価格は業務用18リットル缶が前週比10台湾元値上がりし、830元(約2,200円)となったほか、トウモロコシ(1キログラム)が0.54元高の12.60元となった。過去2週間で、トウモロコシは17%、大豆粉は20%値上がりした。
パン店などで組織する業界団体「台北市糕餅商業同業公会」の張国栄理事長は「小麦粉の値上がりが予想されるが、景気条件から業者がコストを吸収せざるを得ないのではないか」と話した。
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