ニュース 電子 作成日:2012年7月24日_記事番号:T00038429
24日付経済日報によると、鴻海科技集団(フォックスコン)が、需要増が期待されるタブレット型パソコンやスマートフォン向け液晶パネル市場での商機獲得を目指す「小眼球計画」の推進を本格化させており、経営の主導権を握ったパネル大手、奇美電子(チーメイ・イノルックス)のタッチパネル貼り合わせ業務を、7月から鴻海傘下の業成科技に編入したとの観測が出ている。同集団はこれを認めていないものの、市場では新竹県竹北市の台元科技園区に設立した業鑫科技顧問が中小型パネル分野の事業展開を統括するとみられている。
鴻海はこれまでにも奇美電から中小型パネル事業の切り離しを計画したが、奇美集団側からの反発に遭ったため、独自に中小型パネルおよびタッチパネル事業を展開することを決め、鑫成科技、業成科技、業鑫、天億科技などを立ち上げたとされる。このほか鴻海は、資本提携を決めているシャープと合弁で中国・成都市に中小型パネル工場を設置する計画で、アップルからの受注獲得に向けてシャープの技術を導入し、2013年の稼働を予定している。
また経済日報は、奇美電は10年の3社合併後、液晶テレビおよびモニターの組み立て業務を段階的に鴻海傘下へ移管しており、奇美電内にはパネル核心事業とタッチセンサー事業が残るのみとなっていると指摘した。
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