ニュース 電子 作成日:2012年7月24日_記事番号:T00038431
バークレイズ・キャピタル証券は23日、アップルがスマートフォンの次世代製品「iPhone5(通称)」に搭載すると観測されている、液晶パネルにタッチセンサーを内蔵するインセル式タッチパネルについて、シャープやLGディスプレイ(LGD)による製品の良品率が低いためアップルの認証を取得できず、8月に再テストの必要性が生じているとの見方を示した。iPhone5にインセル式が採用されることで大打撃を受けるとみられていた、外付け式のカバーガラス一体型(OGS)タッチパネルを手掛ける宸鴻集団(TPKホールディング)および勝華科技(ウィンテック)に有利な材料となるとみられている。24日付中国時報が報じた。
バークレイズ証券によると、シャープとLGDに再テストの必要が出たことで現在、インセル式タッチパネルを供給できるのはソニー、東芝、日立製作所の中小型ディスプレイ事業が統合して発足した新会社「ジャパンディスプレイ(JDI)」のみとなっているという。
また工業技術研究院産業経済趨勢研究センター(IEK)産業技術知識サービス計画(ITIS)も、インセル式タッチパネルについて、「良品率や生産上の問題により、3年以内にOGSを含む外付け式製品に取って代わる可能性はほとんどない」と指摘している。
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