ニュース 金融 作成日:2012年7月26日_記事番号:T00038469
中央銀行が25日発表した6月の金融統計によると、金融機関の融資・投資残高は、前年同月比4.58%増の24兆5,800億台湾元(約64兆円)で、伸び率は過去1年11カ月で最低となった。また、前月比では約1年ぶりの減少となった。民間企業が投資を減らし、融資需要が低下した格好で、中銀による低金利政策だけでは民間投資の促進ができなくなっていることを示している。26日付工商時報が伝えた。
中銀経済研究処の陳一端副処長は「(金融市場の)資金は潤沢だが、欧州金融危機の影響で、投資減少、資金供給過多という状況が世界的に起きている」と指摘した。
中央銀行は最近、金利を低め誘導し、翌日物の銀行間金利は先月末の0.516%から25日には0.388%まで低下した。市中銀行幹部は「それでも金融機関の融資・投資残高の伸びが約2年ぶりの低水準となったのは、企業の投資意欲が欠如しているからだ」と指摘した。
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