ニュース 電子 作成日:2012年7月26日_記事番号:T00038486
液晶パネル大手、友達光電(AUO)は25日、第2四半期に純損失124億6,100万台湾元(約320億円)を計上したと発表した。赤字幅の削減は前期比約1割にとどまり、事前予測を下回った。これで同社は7四半期連続で100億元を超える赤字計上となった。一部の外資系証券会社からは、同社が第3四半期に黒字転換を果たせるとの見方も出ていたが、この日の発表を受けて、黒字転換はまだ先とのムードが漂った。26日付工商時報が報じた。
彭双浪AUO総経理は、純損失額の縮小幅が予測を下回った理由について、新技術導入と新製品投入の初期良品率が低かったためと説明した。ただ、今後も新技術の開発への投資を続ける方針に変わりはないと強調した。
また、現在のパネル市場については過去最長の景気低迷に直面していると指摘。ただ、依然産業の将来性に期待を抱いているとして、DRAM産業の二の舞には陥らないと強調した。
なお、第2四半期の売上高は前期比17.4%増の951億8,900万元。1株当たり純損失は1.39元。過去7四半期の累計損失額は986億400万元で、第8.5世代工場1基への投資額に相当する。
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