ニュース 金融 作成日:2012年7月27日_記事番号:T00038495
中央銀行の26日発表によると、6月の銀行各行による住宅ローン融資残高は5兆3,176億台湾元(約13兆8,000億円)の過去最高を記録、前月比増加額も285億6,900万元増と過去15カ月で最高となった。市場関係者によると、欧州債務危機などで株式市場が低迷する中、不動産を購入して資産の確保を図る人が増えたほか、不動産売買時の実勢価格に基づく課税が8月に導入されるため、駆け込み購入が増えたと分析している。27日付工商時報が報じた。
このほか、6月の住宅ローン残高増加についてある銀行の主管は、「今年は1月に総統、立法院のダブル選挙が行われたため、それまで模様眺めの姿勢を保っていた消費者の見学が増え始めたのは3〜4月で、見学から成約までは通常2カ月以上かかるため」と指摘した。
また6月は建築融資残高も前月比270億4,400万元増の1兆4,752億元で過去最高となった。政府主導で整備される低価格住宅「合宜住宅」の第1号、新北市板橋区浮洲地区での開発に対する115億元の融資が実施されたことが大きく影響した。
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