ニュース 金融 作成日:2012年7月27日_記事番号:T00038497
英保険大手アビバは26日、台湾市場から撤退する方針を報道資料の形で明らかにした。しかし、金融監督管理委員会(金管会)や合弁相手の第一金融控股は事前に聞いていないとしており、今後曲折が予想される。27日付経済日報が伝えた。
アビバは広報代理業者を通じ、「台湾市場からの撤退は高成長市場に集中する経営戦略によるものだ」と短い報道資料を配布し、既に金管会に申請を行ったと説明した。
アビバは2010年から撤退意向を示唆してきたが、金管会は長期的な経営を行うとする確約に違反するとして、撤退を認めてこなかった。アビバは金管会の意向を無視して、撤退を報道発表した形となる。
これについて、金管会保険局は「金管会と調整せず、メディア経由で発表を行うのは非常に不適切だ。アビバは長期経営の約束を守らず、信頼はどこにあるのか」と強く批判した。
第一金控幹部は「26日はアビバ側に全く連絡が取れず、どうしてこういう対応を取ったのか分からない。それにアビバのやり方は賢明とは言えない」と不快感を示した。
アビバは08年に第一金控と合弁で台湾法人「第一金人寿保険(ファースト・アビバ・ライフ・インシュアランス)」を設立した。アビバの出資比率は49%だ。
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