ニュース 運輸 作成日:2012年7月27日_記事番号:T00038513
全日本空輸(ANA)系列の格安航空会社(LCC)、ピーチ・アビエーションは26日、大阪(関空)~台北(桃園)線を10月16日に就航すると発表した。就航記念キャンペーン運賃は片道5,980円。今回は大阪出発(片道・往復)限定で、台北出発は8月にも発表する見通しだ。さらに12月15日から1日2往復に増便予定で、6社が競合する同路線に価格競争を引き起こす可能性が高い。27日付中国時報が報じた。
東日本大震災を契機に拡大する一方の日本人観光客を当て込み、ピーチは九份など台湾観光の魅力をアピールしている(YSN)
片道5,980円のキャンペーン運賃「ハッピーピーチプロモ」(座席数限定)は10月16~27日の搭乗が対象で、7月27日午後2時(日本時間)から8月1日午後1時59分までの限定販売だ。
通常運賃の「ハッピーピーチ」も同じく7月27日午後2時に発売する。片道7,080~2万8,880円。座席指定、受託手荷物1個、インターネットでの変更手数料無料をプラスしたセット運賃「ハッピーピーチプラス」は片道9,580~3万8,680円となる。
航空券はピーチの公式サイト(www.flypeach.com)で購入できる。コンタクトセンター(予約専用電話0570−200−489)、空港カウンターで購入する場合は別途予約手数料が必要だ。支払手数料(1区間210円)、空港使用料なども上乗せされるが、燃油サーチャージ(燃油特別付加運賃)は不要だ。
10月27日までのフライトスケジュールは、▽21便・大阪午前7時発、台北午前8時55分着▽22便・台北午前9時35分発、大阪午後1時15分着──。エアバス320−200機材で毎日運航する。
日台大手の3分の2
ピーチ(中国語名・楽桃航空)の台湾サイトには27日時点で、台北線は近日発売予定と記されている。ピーチの台湾地区総代理を申請している万釣旅行社(スカイエクスプレス)は26日、台北出発(片道・往復)の運賃は8月に発表されると明かした。同様にキャンペーン運賃が設定され、大阪出発とほぼ同水準の2,700~1万1,000台湾元(約7,000~2万8,600円)余りになるとの予測だ。
大阪~台北線は現在、航空会社6社が運航している。6月の平均搭乗率は64.8%だった。最も安いのはジェットスター・アジアで現在は片道3,198元(税別)だ。キャセイパシフィック航空はこのほど、滞在日数14日以内で片道約3,500元のキャンペーン運賃を打ち出した。中華航空(チャイナエアライン)、長栄航空(エバー航空)、日本航空(JAL)、ANAの日台大手4社は安くても片道4,200~4,500元で、ピーチの1.5倍ほどだ。
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