ニュース 政治 作成日:2012年7月30日_記事番号:T00038517
国民党と中国共産党が2006年から定期的に開いている「両岸経済貿易文化フォーラム」が29日、中国・黒龍江省ハルビン市で閉幕した。会議では17項目の議題が提起された。30日付工商時報が伝えた。
中国人民政治協商会議の賈慶林主席。中国高官が「一つの中国の枠組み」をはっきりと定義付けたのは今回が初めてだ(28日=中央社)
議題は▽中台間で総合的事務機関の相互設置を推進する▽年内にサービス貿易協議(協定)の交渉を完了する▽投資保護協定を速やかに調印する▽中台間での為替清算システムを構築する▽通貨の双方向交換を拡大する──などが主な内容。ただ、これら議題については、協議の加速など方向性を示しただけで、特に具体的な進展はなかった。
同フォーラムは08年に台湾で国民党が政権を奪回して以降、中台間の政策の推進方向を話し合う場となってきた。
一方、中国人民政治協商会議の賈慶林主席が「一つの中国」の定義について、「大陸(中国)と台湾は同じ一つの国家に属しており、両岸(中台)は国と国の関係ではない」と言及。これに対し、国民党の呉伯雄名誉主席はその場で反論しなかった。
これについて、台湾政界では民進党と台湾団結聯盟(台聯)が「反論しないどころか、国共が同調している。これでは共産党と組んで、台湾を売り渡そうとしているようなものだ」と批判を強めている。
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