ニュース 運輸 作成日:2012年7月30日_記事番号:T00038519
港湾運営会社、台湾港務公司(旧交通部港務局)は、世界的な景気低迷で海運各社の業績が悪化している現在をシェア獲得の好機ととらえ、台湾の4大港湾で、9月から台湾経由のコンテナ貨物に補助金を支給し、貨物誘致を進める方向で検討している。30日付経済日報が伝えた。
検討中の補助金支給案によると、期間は1年間で、中継コンテナ貨物に対する補助金と大手海運各社への奨励措置の2本立てとなる。中継コンテナ貨物に対する補助金は、すべての海運会社が対象で、期間中に台湾経由のコンテナ貨物を増やせば、1TEU(20フィート標準コンテナ換算)当たり200~350台湾元(約520〜910円)の補助金を支給する。経費は2億元を見込む。
また、高雄港での年間のコンテナ取扱量が100万TEUを超える大手海運会社ついては、中継貨物全体に占めるシェアによって、奨励金を分配する。経費は5,000万元を見込む。
台湾港務の李泰興総経理は「2つの措置により、中国、北東アジア、東南アジアなどの貨物を誘致したい。また、1年以内に中継コンテナ貨物の取扱量を100万TEU増やしたい」と述べた。
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