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ミシンの伸興工業、ベトナム新工場にQ3着工


ニュース 建設 作成日:2012年7月30日_記事番号:T00038523

ミシンの伸興工業、ベトナム新工場にQ3着工

 ミシン生産の伸興工業の林志誠董事長は、来月ベトナムを訪れて工場建設の契約を結ぶと明らかにした。新工場は第3四半期に着工する。第1期(年産能力200万台)として3億6,000万台湾元(約9億4,000万円)を投じ、来年第3四半期の稼働を予定している。第2期(同100万台)は来年第3四半期に着工、2014年内の稼働を見込んでいる。28日付工商時報が伝えた。

 ベトナムの旧工場の年産能力は150万台だったが、既に生産能力不足に陥っているという。

 伸興は家庭用ミシンブランドでは世界最大のシンガーの指定工場で、昨年の出荷量260万台のうち6割をシンガーからの受注が占めた。証券会社によると、世界のミシンの年間販売量は900万~950万台で、伸興のシェアは約3割とみられる。今年は270万台出荷を目標としている。

 同社の上半期売上高は前年同期比17.1%増の22億4,100万元、出荷量は同18.5%増の128万台といずれも過去最高を更新した。第2四半期に顧客から前倒しで発注があったことから出荷量が大幅に増えた。ただ、第2四半期が好調だった反動で第3四半期は出荷量が約80万台と前年同期の86万台を下回る見通しだ。