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元翎のエアバッグ用ガス発生器、Q4生産開始


ニュース 自動車・二輪車 作成日:2012年7月30日_記事番号:T00038526

元翎のエアバッグ用ガス発生器、Q4生産開始

 自動車大手の裕隆集団が出資する元翎精密工業(MOSA)は28日、このほど開発に成功した自動車エアバッグ用の混合ガス発生器(インフレーター)の生産を第4四半期にも開始すると発表した。29日付経済日報が伝えた。

 王徳鑫董事長は「インフレーターは既に1億米ドル以上の受注を確保している」と述べた。

 元翎の生産拠点は、中部科学工業園区(中科)虎尾園区にあり、今後は40億台湾元(約100億円)を投じ、生産ライン8本を設置する予定だ。インフレーターの生産能力は最終的に年1,600万個を見込む。

 元翎は世界2位、アジア首位の高圧気体シリンダーメーカーで、インフレーターの生産で自動車の重要部品生産に参入を果たすことになる。来年には興櫃市場(未公開株取引市場)への登録も予定している。

 元翎には現在、裕隆集団が23.9%を出資するほか、欧華創投、兆豊国際商業銀行、玉山創投、台湾工業銀行が出資している。