ニュース 社会 作成日:2012年7月31日_記事番号:T00038540
台東県海端郷に住む王金忠さんは21日、肝硬変により重体に陥り、最寄りの関山慈済医院に救急車で運ばれたが、容態がさらに悪化して対応できなくなり、同病院から車で約1時間の台東馬偕医院に搬送されることになった。しかし、病院側が手配した救急車が到着するまでに約5時間を要し、結局王さんは馬偕病院に入った2時間後に意識不明となり、集中治療室に着いたまま28日に敗血症を併発して死亡した。これを受けて王さんの遺族は、病院などに対し「貴重な5時間を無駄に使ったことが死につながった」と強い不満を表明している。
王さんが自宅で倒れたのは21日の正午で、すぐに救急車を呼び、関山慈済医院に運ばれた。同医院で対処できなかったことから台東馬偕医院に転院することになったが、いくら待っても救急車は来ず、家族が自分たちで運ぶと主張したが、「看護師が付き添わなければならない」として拒否された。
午後3時ごろに家族が再度病院に確認したところ、「救急車は既に台東市から向かっている」との返事。しかし台東市から同病院までは車で1時間の距離にあり、結局救急車が到着したのは午後5時だった。
病院側は「当医院が保有する救急車2台のうち1台は出動中で、民間業者と契約しているもう1台は同乗する医務員が見つからなかったため、台東市から調達した」と説明しているが、台東県衛生局は「医務員がいなければ衛生局に支援を要請できる」としており、今後責任が問われそうだ。
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