ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2012年7月31日_記事番号:T00038558
31日付経済日報によると、民間の鉄鋼最大手、義聯集団(Eユナイテッド・グループ)が、100億台湾元(約260億円)を投じて、インドネシアで大型鉱業グループと共同でのニッケル採掘およびニッケル鉄合金工場の建設を計画している。義聯集団の主管によると、両社は既に提携意向書に調印しており、現在詳細について協議を行っている。早ければ年内にもまとまる見通しだ。
ニッケルはステンレスの原料で、市場関係者によるとステンレスの重量に占めるニッケルの割合は約8%だが、コストに占める割合は50%に達する。このため、ニッケル価格の変動はステンレス価格に大きく影響する。
義聯集団はステンレス年産能力が、傘下の燁聯鋼鉄(YUSCO)とYUSCOの100%子会社、広東聯衆不銹鋼を合わせて300万トンに上り、世界のステンレスの10%近くを生産している。ニッケルを自社調達することで、競争力をさらに強化する狙いがあるとみられる。
また、義聯集団は現在、中国・福建省寧徳市でニッケル鉄合金工場を建設中で、同工場で使用するニッケルもインドネシアから輸入する計画だ。
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