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各国各様、人気の台湾土産事情


ニュース 社会 作成日:2012年8月1日_記事番号:T00038564

各国各様、人気の台湾土産事情

 台湾を訪れる日本人旅行者にとって、台湾土産といえばパイナップルケーキやカラスミがまず頭に浮かぶが、外国人旅行者が実際に購入する商品は各国・地域ごとに大きく異なるようだ。

 国・地域別来台観光客数で昨年首位に立った中国人に人気の台湾土産はなんと言ってもパイナップルケーキだが、ほかにも牛軋糖(ナッツ類の入ったミルクキャラメル)、茶葉、フェースマスク、コーリャン酒などの人気が高いという。また旅行ガイドによると、最近では肉鬆(肉のでんぷ)や金門の薬草「一條根」を使った漢方薬を購入する人が増えているそうだ。さらになぜか粉ミルクやマジックストール(何通りにも着こなせる羽織もの)を大量に購入する中国人客が増えているらしい。

 なお、昇恒昌免税店(エバーリッチ・デューティーフリー・ショップ)の統計によると、観光客数2位の日本人が今年上半期に最も購入したのはカラスミだった。

 ただ保保旅行社の李春霖総経理によると、最近日本人に「北投石」の人気が急上昇なのだそうだ。この石は台北の北投温泉で発見された放射性を持つ世界的に珍しい鉱物で、台湾初のノーベル賞受賞者(化学賞)の李遠哲氏が修士論文で研究テーマとしてことでも知られる。さらに台湾を訪れた日本人が現地でマンゴーを予約し、帰国後に受け取るというシステムがもてはやされているそうだ。

 このほか香港・マカオからの観光客は、マンゴー、ナシ、レンブなど季節の果物を「箱買い」して持って帰る人が多く、欧米人はあまり土産物を買わないが、購入する場合は陶器や書画など中華風の手工芸品が多いそうだ。

 なお、土産品ではないが、東南アジア人は台湾に来ると必ずガムを買って食べるという。何か理由があるのだろうか。