ニュース 運輸 作成日:2012年8月1日_記事番号:T00038571
高雄都市交通システム(MRT)を運営する高雄捷運公司(KRTC)が発行する乗車カード「一卡通(I Pass)」で、早ければ来年3月にも少額消費が可能となる見通しだ。高雄捷運公司および高雄市政府の呼びかけに南部7県市、バス会社などが応じ、共同投資により独立したカード会社を新設する計画で、近く金融監督管理委員会(金管会)に設立申請を行う。なお新会社には日本のインターネットショッピングモール大手、楽天市場も出資意欲を示しているという。1日付蘋果日報が報じた。
一卡通カードの発行枚数は現在、260万枚に達しているが、台北MRTの「悠遊カード(イージーカード)」のようなショッピングにおける支払い機能はない。
高雄市財政局の李瑞倉局長は、悠遊カードが備える機能は一卡通カードにもすべて導入するとの方針を示したほか、スマートフォンの無線通信機能を利用した乗車・少額消費サービスの開発を進めていることを明らかにした。
ただ専門家は、「カード会社の収入は少額の手続料に頼るため、1日の取引量が300万件を超えてはじめて利益が出る」と指摘。悠遊カードの高雄市参入により脅威にもさらされる中、慎重な検討が必要と提言している。
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