ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

一部ハイテクメーカー、業績不振で幹部1~5割減給


ニュース 電子 作成日:2012年8月1日_記事番号:T00038582

一部ハイテクメーカー、業績不振で幹部1~5割減給

 世界的に景気が低迷する中、一部ハイテクメーカーが業績不振の責任を取り、幹部の給与を1~5割カットしている。従業員に危機意識を持たせる狙いが強く、対象は一般の従業員には及んでいない。1日付蘋果日報が報じた。

 中堅液晶パネルメーカー、中華映管(CPT)の林盛昌総経理はこのほど従業員に対し、7月から自身の給与を2割カット、副総経理、処長クラスの主管は1割カットすると伝えた。同社の総経理ならば年収1,000万台湾元程度のため、年間200万元(約520万円)のコスト削減になる計算だ。副総経理は同200万元からで、1人当たり年間20万元の削減となる。

 会社更生手続き中のエルピーダメモリを大口顧客とし、経営難がうわさされる半導体メモリーのパッケージング・テスティング(封止・検査)大手、力成科技(パワーテック・テクノロジー、PTI)は、上半期に副総経理以上の幹部の給与をカットした。自らは5割以上カットした蔡篤恭董事長は、業界の景気は良くないが、人員削減するほどではないと強調。一般の従業員には例年通り、今年4月に3~5%賃上げしたと語った。

 発光ダイオード(LED)チップなどの聯勝光電(ハイパワーオプト、HPO)は6月に140人の人員削減を行い、副理~副総経理クラスの給与の1~3割カットを開始した。業績が改善すれば元に戻す予定だ。