ニュース 石油・化学 作成日:2012年8月3日_記事番号:T00038604
4月初旬の爆発・火災事故で操業を停止した台湾中油(CPC)第5ナフサ分解プラント(高雄市楠梓区、通称五軽)ブタジエン工場の操業再開が遅れ、川下メーカーが原料の調達困難に陥っていることを受け、CPCは同業の台塑石化(フォルモサ・ペトロケミカル)に協力を求め、毎月約1,000トンのブタジエンの供給を受けることを明らかにした。3日付経済日報が伝えた。
台湾の石化メーカーは通常、生産した石化原料の大半を系列の川下メーカーに供給しており、業界2強であるCPC、台塑石化がプラントの操業トラブルを理由に石化原料を融通し合うのは異例だ。石化プラントでの火災などのトラブルが頻発する中、こうした相互協力が今後拡大する可能性もある。
CPCのブタジエン工場は、既に復旧作業自体は完了し、操業再開申請が何度も出されているが、関係当局が追加文書を要求しており、操業再開が認められていない。CPC幹部は操業中断が1日延びるごとに900万台湾元(約2,350万円)の損失が出ており、1日までに損失額は概算で10億4,400万元に達したとの見方を示した。
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