ニュース 電子 作成日:2012年8月3日_記事番号:T00038611
IC設計大手、聯発科技(メディアテック)は1日、晨星半導体(Mスター・セミコンダクター)の買収に向け必要となる金融監督管理委員会(金管会)、経済部投資審議委員会(投審会)、公平交易委員会(公平会、公正取引委員会に相当)の審査をいずれも通過したと発表した。2日付経済日報が伝えた。
これに先立ち、公平会は7月31日、メディアテックのMスター買収を認可。孫立群・公平会報道官は「メディアテックは通信、携帯電話用チップが主力、Mスターはテレビ用ICが主力で、両社は相互補完的な関係にある。経営統合は国際市場の開拓にプラスになり、台湾の産業競争力の向上につながる」と指摘。また、両社の事業は受託生産が主体で、カルテルや競争制限を懸念する必要はないとの認識を示した。
今後は中国、韓国の競争当局による審査の行方に焦点が移る。メディアテックがMスターを買収すると、テレビ用ICの合計シェアは50%を超える見通しだ。特に中国のテレビ市場でのシェアは高く、韓国ではMスターがサムスン電子への主要な供給業者となっている。
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