ニュース 電子 作成日:2012年8月3日_記事番号:T00038612
3日付経済日報によると、ファウンドリー最大手の台湾積体電路製造(TSMC)が、受注状況が下降する中、生産ライン稼働率の向上を狙い、40ナノメートルおよび65ナノ製造プロセス製品(12インチウエハー)の価格を約5%引き下げるとの観測が出ている。第2四半期売上高の54%を占める主力プロセス製品で値下げを行い、稼働率を引き上げることで利益の安定を図りたい考えとみられる。
聯華電子(UMC)も同様に値下げを実施するとみられるが、両社とも価格動向についてはコメントを避けている。
ファウンドリー業界では上半期、受注が旺盛で顧客が生産能力を奪い合う状況となり、価格交渉の余地はなかった。しかし半導体設備業者からは、UMCが40ナノプロセスの大幅な増強を進める中、同社とTSMCでは既に今月から稼働率の低下が始まっていると指摘が出ている。
なお業界では、TSMCの第4四半期売上高は前期比8〜10%減、全体の稼働率も95%から80〜85%に低下すると予測。UMCについては80%を割る可能性が高いと指摘している。
台湾のコンサルティングファーム初のISO27001(情報セキュリティ管理の国際資格)を取得しております。情報を扱うサービスだからこそ、お客様の大切な情報を高い情報管理手法に則りお預かりいたします。
ワイズコンサルティンググループ
威志企管顧問股份有限公司
Y's consulting.co.,ltd
中華民国台北市中正区襄陽路9号8F
TEL:+886-2-2381-9711
FAX:+886-2-2381-9722