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TSMCの40・65ナノ、9月に5%値下げか【図】


ニュース 電子 作成日:2012年8月3日_記事番号:T00038612

TSMCの40・65ナノ、9月に5%値下げか【図】

 3日付経済日報によると、ファウンドリー最大手の台湾積体電路製造(TSMC)が、受注状況が下降する中、生産ライン稼働率の向上を狙い、40ナノメートルおよび65ナノ製造プロセス製品(12インチウエハー)の価格を約5%引き下げるとの観測が出ている。第2四半期売上高の54%を占める主力プロセス製品で値下げを行い、稼働率を引き上げることで利益の安定を図りたい考えとみられる。

 聯華電子(UMC)も同様に値下げを実施するとみられるが、両社とも価格動向についてはコメントを避けている。

 ファウンドリー業界では上半期、受注が旺盛で顧客が生産能力を奪い合う状況となり、価格交渉の余地はなかった。しかし半導体設備業者からは、UMCが40ナノプロセスの大幅な増強を進める中、同社とTSMCでは既に今月から稼働率の低下が始まっていると指摘が出ている。

 なお業界では、TSMCの第4四半期売上高は前期比8〜10%減、全体の稼働率も95%から80〜85%に低下すると予測。UMCについては80%を割る可能性が高いと指摘している。