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ジェレミー・リン来台、ユーモアあふれる人柄で魅了


ニュース 社会 作成日:2012年8月6日_記事番号:T00038617

ジェレミー・リン来台、ユーモアあふれる人柄で魅了

  米プロバスケットボールリーグNBAの台湾系スター選手、ジェレミー・リン(林書豪、ヒューストン・ロケッツ)がこのほど来台した。台北市西門町で4日開催のイベントには、メディアや熱狂的なファンが殺到し、街を埋め尽くした。


リンは5日の記者会見で「特定のガールフレンドができたら必ずメールで皆さんにお知らせします」と約束した(5日=中央社)

 リンは昨シーズンNBAでアジア系としては2人目の週間MVPに選ばれるなど大活躍を見せてブレイクし、父母の出身地、台湾でも熱狂的な「リン・ブーム」を巻き起こした。

 今回の来台でもブームの熱は冷めておらず、スポンサーであるナイキ主催のイベントに参加したリンを目当てにテレビ局から中継車20台が出動、記者100人以上、ファン約1万人が西門町に集結した。

 リンは5日に行われた記者会見でもユーモアのある受け答えで詰めかけたメディアを魅了した。

 2年前に初めて来台した際、リンはまったく中国語が話せなかったが、今回の会見では冒頭で「中国語があまり上達していないので英語で話します」と中国語で謝罪。その謙虚な態度と、どんどん上達する中国語が好意的に受け止められた。

 またリンは、どこへ行っても台湾メディアに追い回されるため、夜市(ナイトマーケット)や温泉には今回も行けそうにない。しかし直接的な表現で不満を漏らすことはなく、「(メディアの)皆さんのマンツーマン・ディフェンスは非常に素晴らしい」と笑いを誘った。

 リンの人気は、名門ハーバード大学を卒業したことも関係している。今回の会見では在学中に専攻した経済学に関連し、台湾経済へのアドバイスを求められたが、リンは「わたしにできるのはもっと良いパフォーマンスを見せることだけ。そうすれば台湾経済にも役に立つでしょう」と答えた。

 スターぶらず謙虚で気さく、しかも知的でウィットの効いた受け答えができるリンの人気は今後ますます高まりそうだ。