ニュース 政治 作成日:2012年8月6日_記事番号:T00038618
馬英九総統は5日、尖閣諸島(沖縄県石垣市、台湾名・釣魚台列嶼)の領有権争いについて、「領土紛争は東海(東シナ海)の平和と安全を不安定にさせる」と述べ、関係各国が平和的な方式で紛争を解決し、東シナ海を「平和と協力の海」にすべきだと主張した。中央社電が伝えた。
馬総統の発言には、尖閣問題において台湾の存在をアピールする狙いがあるとみられる(5日=中央社)
馬総統は尖閣諸島問題の処理原則について、「主権は台湾にあるが、紛争を棚上げし、平和と互恵の原則で共同開発を行う」とする主張を改めて強調し、「国家主権は分割できないが、天然資源は共有できる」と指摘した。
馬総統は同日、日本と中華民国(台湾)が1952年に結んだ平和条約「日華平和条約」から60周年を迎えたことを記念する行事で、「自分も大学時代から釣魚台(尖閣諸島)の主権問題に関心を持ち、当時も釣魚台の主権を守る活動に参加した。その後40年もそれは変わらず、今後も変わることはない」と述べた。
その上で、馬総統は「歴史的、地理的、地質的、利用状況、国際法のどれを取ってみても、釣魚台は台湾の属島であり、中華民国固有の領土だ。その点に疑いの余地はない」とし、尖閣諸島問題をめぐる従来の立場を繰り返した。
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