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手足口病の顆粒ワクチン、清華大と台大医院が開発


ニュース 医薬 作成日:2012年8月6日_記事番号:T00038626

手足口病の顆粒ワクチン、清華大と台大医院が開発

 清華大学と台湾大学医学院附設医院(台大医院)はこのほど、手足口病を起こすエンテロウイルス71に有効な顆粒ワクチンの開発に成功した。4日付中国時報が伝えた。

 過去の生ワクチンとは異なり、顆粒ワクチンは昆虫の細胞内で生成され、ウイルスの外形上の構造を備えているだけでウイルスの遺伝子は持たないため、ワクチンを原因とする感染リスクがない。製造過程も8日しかかからず、10トンの細胞で1万5,000本の大量生産が可能なことが特長だ。

 エンテロウイルス71を原因とする手足口病は現在、有効な予防ワクチンがなく、1998年に台湾で初めて流行した際には78人が死亡した。今年も既に1人の死者が出ている。

 ワクチン開発では、台湾、中国、シンガポールが競合しており、台湾では国光生物科技(アディミューン)と国家衛生研究院(国衛院)が共同開発を行い、2017年までにワクチンの発売を目指している。