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医療関連メーカー、シルバー産業に続々参入


ニュース 医薬 作成日:2012年8月6日_記事番号:T00038627

医療関連メーカー、シルバー産業に続々参入

 台湾では今後10年で中高齢者が1,000万人に増えると予測される中、バイオ医療関連メーカーが、1兆台湾元(約2兆6,000億円)に達すると見込まれる高齢者向け産業での商機獲得に相次いで乗り出している。6日付工商時報が報じた。

 医療機器メーカーの佳医集団(エクセルシオール・ヘルスケア・グループ)は、葬祭業大手の龍巌人本集団などと共同で、長期介護サービス会社、ABH(Asia Best Healthcare)を立ち上げている。同社のベッド数は既に3,000床を突破しており、来年はさらに5倍に増やし台湾の長期介護市場でシェア25%以上を狙う。

 医療機器メーカーの泰博科技(タイドク・テクノロジー)、五鼎生物技術(エイペックス・バイオテクノロジー)、百略医学科技(マイクロライフ)は、介護市場でのクラウドコンピューティングシステム導入を進めている。

 またターゲットは台湾市場にとどまらず、中国化学製薬(CCPC)傘下の原薬メーカー、中化合成生技(CCSB)は、米国の在宅ケアサービス最大手、ホーム・インステッド・シニア・ケア(HISC)と提携して在宅ケア市場への進出、西洋薬卸売業の盛弘医薬(シェアホープ・メディスン)は中国の医療グループと提携を進めることで覚書を交わし、天津で長期介護のテスト運営を進めている。