ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

台プラ4社、7月は11%増収


ニュース 石油・化学 作成日:2012年8月6日_記事番号:T00038628

台プラ4社、7月は11%増収

 台塑集団(台湾プラスチックグループ)が3日発表した主要4社の7月売上高は合計1,122億5,900万台湾元(約2,950億円)で、前月より11.5%増加した。7月の原油価格反発による石化製品スポット価格上昇のほか、6月20日の第6ナフサ分解プラント(六軽、雲林県麦寮郷)大規模停電で操業を停止した一部プラントの再稼働が貢献した。4日付工商時報などが報じた。

 7月の増収幅が最大だったのは台塑石化(フォルモサ・ペトロケミカル)で、前月比18.4%増の629億6,600万元だった。大規模停電で操業を停止したオレフィン第2、第3工場が全面再開し、設備稼働率が75%まで回復した。

 次いで、台湾塑膠工業(フォルモサ・プラスチックス、台塑)が前月比17.7%増の145億4,100万元で、同じく2割近い増収だった。一方、南亜塑膠工業(南亜プラスチックス)は同1.3%増の147億5,000万元だった。エチレンの供給不足でエチレングリコール(EG)の設備稼働率が70%に届かなかったことのほか、電子材料の非需要期も打撃となった。

 台湾化学繊維(フォルモサ・ケミカルズ&ファイバー)は前月比2.9%減の200億300万元で、唯一のマイナス成長となった。洪福源総経理は、6月の第6ナフサ大規模停電が業績に20億4,000万元の影響を与えたと見積もっている。