ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2012年8月6日_記事番号:T00038631
最近9月に5%の減産計画を表明した中国鋼鉄(CSC)は、川下メーカーからの受注が今後予想を下回る場合に、減産規模を拡大する考えを示唆した。減産幅は10~15%に達する可能性もある。4日付工商時報が報じた。
川下メーカーのめっき鋼大手、燁輝企業(YP)は、CSCの9月の台湾域内向け熱延製品価格の値下げ幅が小さかったことが影響して受注目標が達成できずにおり、CSCからの調達を削減する可能性もあるとしている。また、盛餘(SYSCO、センユースチール)も、9月の輸出向け受注が芳しくなく、一部生産ラインで補修作業に入ることを検討しており、同じくCSCからの調達を減らす意向だ。
なお、CSCは来年初めに行う予定だった第4号高炉の大規模補修を1年延期し、2014年の実施を決定した。この背景には、同社は新たにクーリングウォールを採用する計画だったものの、韓国の製鉄最大手、ポスコで漏水事故が起きたことを受け、従来型の冷却函システム採用へと見直しを行ったことが背景にある。
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