ニュース 電子 作成日:2012年8月6日_記事番号:T00038632
電子系設計ソフトウェア(EDA)世界最大手、米シノプシスはこのほど、子会社を通じて台湾の同業、思源科技(スプリングソフト)の株式100%の取得を決めた。買収総額は122億台湾元(約320億円)。来年1月末までに買収手続きを終える予定だ。4日付経済日報が報じた。
EDAの世界市場において、シノプシスは約20〜30%のシェアを占めるほか、同じく米企業のケイデンス・デザイン・システムズ、メンター・グラフィックスを合わせた上位3社の合計シェアは70%に上る。一方、スプリングソフトの世界シェアは5%未満だ。
スプリングソフトの呂茂田董事長は、IC設計の世界的大手を顧客に抱える同社は、優れた技術、人材、製品を保有しているが、現在IC設計および製造プロセスが20ナノメートル時代に向かう中、シノプシスとの合併によって、顧客に対しスピーディーにトータルソリューションを提供できるようになると強調した。
なお現在スプリングソフトが抱える約450人の従業員はすべて留任する。
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