ニュース 電子 作成日:2012年8月6日_記事番号:T00038633
宏碁(エイサー)は2010年に中国パソコン業界2位の方正科技(ファウンダー・テクノロジー・グループ)との間で、ファウンダーブランドを7年間にわたり使用する権利を取得、さらにファウンダーのPC販売部門がすべてエイサー傘下に入った。しかし、約2年が過ぎた現在も中国市場におけるエイサーのシェアに大きな成長は見られず、当初期待した「1+1=2以上」の効果は発揮できていない状況だ。5日付工商時報が報じた。
エイサーがファウンダーとの提携を決めた当初、ファウンダーの藍燁総裁以下800人がエイサーに加わった。しかしその後エイサーは中国で2度にわたる組織再編を実施し、1年後に藍燁氏が離職。その他エイサーに加わったファウンダー側人材の流出や解雇が相次いだ。
このほかエイサーは当初、ファウンダーが中国中小都市に抱えるPC販売チャネルを利用し、農村市場や中小企業市場の開拓を進めたいと考えていたが、販売業者ではエイサーブランドとファウンダーブランドが衝突してマイナスの影響が大きく、期待された相乗効果は発揮できていないという。
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