ニュース 電子 作成日:2012年8月6日_記事番号:T00038634
スマートフォン大手、宏達国際電子(HTC)は3日開催した業績説明会で、旗艦機種「One」シリーズの世界販売台数が予測を下回っていることから、第3四半期は売上高が700億~800億台湾元(約1,850億~2,100億円)で、前期比12~23%の減収になるとの予測を示した。中国での販売好調を受けて販売台数は800万台以上を維持、売上高は800億~850億元に達するとの観測も多かったが、この予測を下回ることになる。4日付工商時報が報じた。
HTCはまた、Q3の粗利益率は同2.01ポイント下落の25%、営業利益率は同2ポイント下落の7%となり、ともに販売不調や在庫整理で業績が落ち込んだ第1四半期を下回ると予測。1株当たり利益(EPS)は5.4~6.2元の見通しだ。
中国では現地通信キャリアの要望で製造した低価格製品(1,000人民元)の売れ行きが好調ではあるものの、ハイエンド機種の半額以下であることから、市場では販売台数が伸びるほど粗利益率の低下圧力が高まるとみられている。ただ、張嘉臨HTC財務長は「中国での粗利益率は他の国・地域と比べて確かに低いが、主要な成長市場だ」と指摘。第3四半期に売上増が見込める唯一の市場との見方を示した。
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