ニュース 電子 作成日:2012年8月6日_記事番号:T00038636
液晶パネル大手、奇美電子(チーメイ・イノルックス)が7日、第2四半期業績を発表するのを前に、証券会社は同期損失額について約100億台湾元(約262億円)と、前期の127億6,600万元からは縮小するものの、8四半期連続の赤字計上は免れないとの予測を示した。6日付経済日報が報じた。
証券会社は奇美電の大型パネルはここ2カ月、受注量が出荷量を上回り、生産ラインが満杯で生産能力の拡充を進めていると指摘したほか、現在パネル価格が上昇している上、赤字のシステム組み立て部門を切り離したことから、損失額は前期より減少するとした。
しかし中国で液晶テレビ購入に対する補助金制度が確定していないこと、地震と台風で営業日数が減少したことから、奇美電が目指す損益均衡達成は難しいと予測した。
またパネル産業の見通しについて証券会社は、同業大手の友達光電(AUO)が第2四半期、損失額が124億6,100万元と市場予測を大きく上ったことなどから、慎重な見方を示している。
台湾のコンサルティングファーム初のISO27001(情報セキュリティ管理の国際資格)を取得しております。情報を扱うサービスだからこそ、お客様の大切な情報を高い情報管理手法に則りお預かりいたします。
ワイズコンサルティンググループ
威志企管顧問股份有限公司
Y's consulting.co.,ltd
中華民国台北市中正区襄陽路9号8F
TEL:+886-2-2381-9711
FAX:+886-2-2381-9722