ニュース 電子 作成日:2012年8月6日_記事番号:T00038637
液晶パネル大手、友達光電(AUO)の彭双浪総経理はこのほど、工商時報のインタビューに答え、液晶パネル市場の伸びが鈍化している現状について、TFT−LCD(薄膜トランジスタ液晶ディスプレイ)は今でも将来性のある産業であり、現在直面している苦境は一時的なものだ。メーカーにとっては転換期の産みの苦しみだ」と述べた。6日付工商時報が伝えた。
彭総経理は「現在の問題は、過去に市場の成長率を読み間違え、過度の投資を行ったことに加え、中国企業の参入で供給過剰が深刻化したためだ。ただ需要面から見れば、液晶パネルの将来性は依然として良好だ」と指摘。供給サイドから見ると、世界的な生産拡大競争は一段落し、今後は競争からいかに抜け出すかという技術力が問われるとの認識を示した。
また、世界的な液晶パネル不況で、AUOも7四半期連続の赤字を余儀なくされていることについて、「新工場への投資が一段落し、旧工場の減価償却費計上が終わりつつある。減価償却費は今後毎年10~20%のペースで減少が見込まれる」とし、財務上の圧力が軽減されるとの見方を示した。
同社の減価償却費は今年、770億~780億台湾元(約2,018億〜2,045億円)、来年は680億元が見込まれる。
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