青森ねぶたが、来年２月下旬から新竹県で開催される「台湾ランタンフェスティバル」（交通部観光局主催）に参加することが決まった。青森ねぶたが台湾に出陣するのは1980年以来33年ぶりとなる。新竹県はこれに向けて、青森市観光協会と覚書（ＭＯＵ）を結んだ。７日付工商時報が報じた。
青森側はランタンフェスティバル用にねぶたを設計、製作し、新竹県は運行ルートなどを計画する。来年のランタンフェスティバルは、台湾高速鉄路（高鉄）新竹駅前広場をメイン会場とし、２月24日から３月10日まで行われる。
ランタンフェスティバルは、元宵節（旧暦１月15日）に各地の廟などでランタンを掲げる風習を観光局がイベント化したもので、毎年開催地を変えて行われている。10年にはナショナルジオグラフィックチャンネルで「世界最高のフェスティバル」の一つに選ばれたことがある。彰化県鹿港で行われた今年は、日本から東京ディズニーリゾートや、石川県の「御陣太鼓」なども参加し、来場者数が1,000万人を超えた。
