ニュース 石油・化学 作成日:2012年8月7日_記事番号:T00038658
台湾中油(CPC)は6日、中国石油天然気集団(中国石油)との合弁による新会社設立を検討していることを明らかにした。中国・福建省に「ダブルブランド」のガソリンスタンドおよび潤滑油販売拠点を200カ所設置する計画で、実現すればCPCにとって初めての中国拠点開設となり、年間400億台湾元(約1,000億円)の売り上げをもたらすと見込まれる。7日付経済日報が報じた。
今回両者が福建省で協力を検討している背景には、▽台湾に最も近い省▽他省に比べ台湾の中小企業の進出が多い▽現在同省で販売されているガソリン・ディーゼル油は中国東北地方から運ばれており、台湾から輸送した方がコストが安い──といった理由があるという。
その上で先月、中国石油関係企業の幹部が来台してCPCと交渉を行っており、CPC幹部によると、合弁会社の出資比率は中国石油側が過半数を占め、「ダブルブランド」の一部にCPCの「たいまつマーク」が採用される見通しだという。
CPCの「たいまつマーク」(CPC5月28日リリースより)
またCPCの中国進出計画については、行政院大陸委員会(陸委会)の頼幸媛主任委員が原則支持の姿勢で、今後経済部の同意取り付けを目指す。
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