自動車大手、裕隆集団の自社ブランド「LUXGEN」初のセダン車「LUXGEN5 Sedan」が３日発売され、先週の３日間で月間目標販売台数に当たる1,500台を売り上げる好調なすべり出しを見せた。同ブランドを展開する納智捷汽車（ラクスジェン・モーター）の胡開昌・総経理は、同車の今年の売上高は約50億台湾元（約130億円）に上ると予測。来年は100億元を突破するとの楽観見通しを示した。７日付中時電子報が伝えた。
LUXGENは今年、台湾市場での販売台数が5,000台と、例年に比べ若干低迷している。これについて胡董事長は、新ブランド立ち上げの「ハネムーン期間」が終わった上、前回の新車発売から１年以上が経過し、新車投入効果が薄れたためと説明した。
しかし、セダンの投入がＭＰＶ（多目的車）やＳＵＶ（スポーツ用多目的車）の販売もけん引し、今年通年の販売台数は昨年の１万4,000台を上回るとの見方を示した。
納智捷はまた、「LUXGEN5 Sedan」を来年第１四半期に中国とベトナムで発売する計画だ。中国市場における今年のLUXGEN車販売目標は５万台で、来年はセダンの投入により12万台を見込む。
