中国鋼鉄（ＣＳＣ）の７月税引前利益は７億500万台湾元（約18億円）で、今年最高だった前月より38.33％の大幅減となった。９月からの台湾域内向け、輸出価格の大幅値下げで、一部製品は７月分に遡及適用したためだ。８日付工商時報が報じた。
７月売上高は前月比3.39％増、前年同月比12.41％減の181億1,300万元だった。生産量は66万トンで、前年同月より9.2％減少した。販売量は前月比3.87％増、前年同月比0.14％増の76万トンだった。うち台湾域内向けが61.5％に縮小し、輸出向けが過去最高の38.5％に拡大した。
証券会社は、ＣＳＣの第３四半期営業利益は国際鉄鋼市場の低迷を受けて大幅に減少するが、投資収益で税引前利益は20億元に達するとの予測を示した。通年の税引前利益は60億～70億元を見込む。
