ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

電子ペーパーの元太、Q2も赤字抜け出せず


ニュース 電子 作成日:2012年8月8日_記事番号:T00038687

電子ペーパーの元太、Q2も赤字抜け出せず

 電子ペーパー世界最大手、元太科技(イーインクホールディングス、EIH)は第2四半期も赤字が続き、上半期累計の純損失は16億台湾元(約42億円)に上った。通年純利益が前年比59%増の65億3,000万元で過去最高だった昨年から一転して低迷が続いている。時報資訊などが7日報じた。

 元太の7日発表によると、第2四半期の連結売上高は前期比17%増の44億7,800万元、純損失は8億1,800万元で、前期の7億8,600万元を上回った。

 劉思誠同社董事長は、上半期が非需要期だったこと、および大口顧客の在庫調整が業績低迷の理由だと弁明した。下半期の需要に備えた大量求人で費用がかさんだとも付け加えた。

 同社は電子ブックリーダー市場について、北米市場が伸び続けるほか、アマゾン・ドット・コムが欧州言語の書籍などコンテンツを強化して英国、ドイツなどに「キンドル」を投入することで、他社ブランドの追随を促し、欧州市場全体も成長すると予測した。日本市場もアマゾンが参入を宣言し、楽天が「koboTouch(コボタッチ)」を発売、トッパングループが「BookLive」を今秋発売予定と、ブームが沸き起こるとの見方を示した。