ニュース 電子 作成日:2012年8月8日_記事番号:T00038690
液晶パネル大手、奇美電子(チーメイ・イノルックス)は7日の業績説明会で、第2四半期の純損失を前期比25%減の95億6,700万台湾元(約250億円)と発表した。損失額は縮小したものの、2010年第3四半期から8期連続の赤字となり、累計損失額は1,145億元に達した。段行建同社董事長兼執行長は、赤字脱却を図るため核心のパネル事業に専念し、タッチパネル貼り合わせ業務を縮小する考えを示した。8日付経済日報などが報じた。
なお、第2四半期の連結売上高は、前期比3%増の1,125億2,200万元だった。第2四半期は為替差損の8億元、反トラスト法違反の和解金3億元、銀行への返済利息3億元など業務外損失が足かせとなったと説明した。
段董事長兼執行長は、パネル業務に注力し、付加価値製品の生産で利益率向上を図るため、コスト高で利益の薄いタッチパネル貼り合わせ業務の大部分を提携パートナーに移管すると表明した。残った業務はオートメーション化を図り、中国の関連従業員1万2,000人は削減する方針だ。
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