ニュース 電子 作成日:2012年8月8日_記事番号:T00038691
中国の発光ダイオード(LED)用エピタキシャル基板大手、三安光電が、台湾LED照明メーカーからの受注獲得に向けた動きを見せており、台湾の同業最大手、晶元光電(エピスター)が警戒を強めている。8日付工商時報が報じた。
三安光電は2年前から台湾LED業界での人材引き抜きを積極化。最大のターゲットとなったのがエピスターで、当時引き抜かれた人材が現在台湾で三安光電の製品を販売しており、特に低ルーメン製品はコストパフォーマンスから既にエピスターの脅威となっている。
観測によると、LED電球の販売に注力する台達電子工業(デルタ・エレクトロニクス)が既に三安光電のLEDチップのテストを開始しており、これに合格すれば来年第1四半期にも製品設計に組み込まれる見通しだ。
ほかにも中国市場進出を狙う台湾のLED照明メーカーが三安光電製チップのテストを行っているとされるが、工商時報は同社のチップを採用した場合、進出が可能なのは中国市場のみで、世界的大手メーカーからの受注に関しては当面、特許面で懸念のない日米、台湾メーカーの優勢は変わらないと指摘した。
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