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陳会長が「両岸経済一体化」発言、海基会は拒否反応


ニュース 政治 作成日:2012年8月9日_記事番号:T00038699

陳会長が「両岸経済一体化」発言、海基会は拒否反応

  中台間の第8回民間トップ会談(江陳会)のために台湾を訪れた中国の陳雲林・海峡両岸関係協会(海協会)会長は8日、「国際経済環境の変化に応じて、両岸(中台)の経済一体化を推進することは一刻の猶予も許さない選択だ」とする書面談話を発表した。これに対し、台湾側の高孔廉・海峡交流基金会(海基会)副董事長は、「われわれには『両岸一体化』の考えはない。陳会長の言う『経済一体化』が欧州連合(EU)のような経済統合を指しているのであれば、両岸はまだまだその状況にはない」と語った。9日付自由時報などが報じた。


桃園空港に到着した陳会長(8日=中央社)

 陳会長の発言に対し、野党・民進党の管碧玲立法委員は、「『両岸経済一体化』は数年前に提起された『一中市場(一つの中国市場)』よりもさらに深刻だ。中国を核心に、台湾を付属品にする発想で、経済で政治を攻略する中国によって台湾は経済的主体性を失ってしまうだろう」と強く批判した。