ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2012年8月9日_記事番号:T00038707
中国鋼鉄(CSC)、鉄筋大手の豊興鋼鉄が共同着手した初の大型・高級棒鋼開発は、現在試験生産・販売段階に入っている。高級棒鋼の台湾域内需要は年間3万6,000~6万トン、生産額は年間8億~13億台湾元(約21億~34億円)規模と予測され、同製品は将来的にCSCの主力製品の一つになるとみられる。9日付工商時報が報じた。
CSCは今後、台湾域内の川下機械関連企業への納入を増やし、棒鋼のシェア拡大を目指す。CSCは半完成品を豊興に加工委託し、完成品の納入を受ける。販売面では春源鋼鉄、新光鋼鉄などと長期協力する。現在の試験生産規模は約1,300トン。春源、新光鋼鉄の試産品に対する評価は良好という。
業界関係者によると、直径105~150ミリの棒鋼はこれまで、供給の大部分を中国、韓国、日本などからの輸入に頼ってきた。豊興も域内で生産してきたが、原料の調達規模、品質のばらつき、価格の高さなどで競争力を強化できなかったため、CSCとの共同開発に踏み切った。
CSCによると、同製品の域内需要は月3,000~5,000トン。販売価格は1トン当たり2万3,000元前後で、高級品では同3万元になるという。
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