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機械設備の輸出額、7月は前年比1.5%増【表】


ニュース 機械 作成日:2012年8月9日_記事番号:T00038708

機械設備の輸出額、7月は前年比1.5%増【表】

 工作機械の業界団体、台湾区機器工業同業公会(TAMI)の8日発表によると、7月の機械設備の輸出額は前年同月比1.5%増の18億4,000万米ドル、台湾元換算では同5.4%増の547億台湾元(約1,430億円)で、ともにプラス成長となった。9日付工商時報が報じた。

 1〜7月累計では118億米ドルで前年同期比0.8%減、台湾元換算では同1.3%増の3,510億元となった。王正青TAMI秘書長は、機械設備の輸出は基本的には安定しており、悲観する必要はないと指摘した。また、今年通年での機械産業の生産額は1兆元を超える可能性もあるとの見方を示した。

 機械設備輸出は現在、欧米や東南アジア市場向けが伸びている一方、中国やインド市場向けはマイナス成長となっている。王秘書長は、中国の民間企業が生産過剰などによって設備投資のペースを緩めていること、大型グループ企業・国営企業がミドル・ハイエンド製品の生産に乗り出し、日独から免税措置を受けた製品を調達していることで台湾に不利な状況となっていると指摘。政府は、中台間の海峡両岸経済協力枠組み協議(ECFA)の後続協定である物品貿易協議の交渉を急ぐべきとの考えを示した。