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モテック董事長、不況生き残りに自信


ニュース その他製造 作成日:2012年8月10日_記事番号:T00038733

モテック董事長、不況生き残りに自信

 太陽電池大手、茂迪科技(モテック・インダストリーズ)の左元淮董事長は9日、受託加工メーカーからの脱皮を積極的に図り、不況下の企業間競争で生き残っていく考えを表明した。

 10日付経済日報に掲載された電話インタビューで、左董事長は「台湾の太陽電池業界は、受託生産方式があだとなっているが、モテックは受託生産の宿命から抜け出し、自社ブランドを拡大していきたい」と述べ、現在の不況を乗り切る自信を示した。

 また、台湾積体電路製造(TSMC)の張忠謀董事長が先ごろ、同社が保有するモテック株を売却する可能性に言及したことに関連し、左董事長は「TSMCがモテック株を売却するかどうかは未定だが、もし本当に出資を引き揚げるとすれば、モテックにとっての最大の影響は『パトロン』を失うことだ」と述べた上で、「モテックの財務構造は健全で、上半期に計上した営業外損失も帳簿上の損失であり、実際に手持ち現金の流出を伴うものではない」と述べ、経営上の不安はないとの見方を強調した。