ニュース 石油・化学 作成日:2012年8月10日_記事番号:T00038734
台塑集団(台湾プラスチックグループ)傘下、台塑石化(フォルモサ・ペトロケミカル)のオレフィン第2工場が今月中旬から30日間の安全検査に入るため、エチレン、ブタジエンの不足を招き、価格が高騰する可能性がある。このため、川下の台湾塑膠工業(フォルモサ・プラスチックス、台塑)、台湾聚合化学品(USI)、亜洲聚合(アジア・ポリマー)などがコスト高により利益を圧迫される恐れがある。10日付経済日報が報じた。
台塑石化のオレフィン第2工場の製品別年産能力は、▽エチレン、103万トン▽プロピレン、50万トン▽ブタジエン、13万5,000トン──。なお、オレフィン第1工場は9日から稼働を再開している。
一方、同工場の停止以外にも、丸善石油化学の関連会社、京葉エチレンの千葉工場(同約70万トン)が7月下旬から一時停止したほか、中国でナフサプラント2基(年産計135万トン)が停止する予定で、今後北東アジア地区でエチレン供給が逼迫(ひっぱく)する見通しだ。
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