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AUOの7月出荷、大型・中小型とも減少


ニュース 電子 作成日:2012年8月10日_記事番号:T00038743

AUOの7月出荷、大型・中小型とも減少

 液晶パネル大手の友達光電(AUO)がこのほど発表した7月の出荷量は、大型パネルが前月比9.7%減の1,038万枚、中小型パネルが同17.8%減の1,175万枚でいずれも減少した。AUOは出荷減の理由について、大型は地震で龍潭工場(桃園県)が一時操業を停止(3~5日間)し、第6世代生産ラインが打撃を受けたためと説明。中・小型について業界関係者は携帯電話顧客の不調が原因と推測しているが、AUOは中小型は製品構成が多様なため、第3四半期は小幅成長を維持すると強調した。10日付電子時報が報じた。

 一方、奇美電子(チーメイ・イノルックス)の7月出荷量は、大型パネルが同5.2%増の1,256万4,000万枚、中・小型パネルが同12.6%増の3,390万9,000枚といずれも増加した。

 なお、中・小型パネル出荷量は奇美電のほか、中華映管(同27.8%増)、瀚宇彩晶(ハンスター、同5%増)も出荷を伸ばし、上位社でAUOが唯一の減少だった。

 AUOは7月は売上高も5.1%減少。下半期は米アップルが発売すると観測される7インチのタブレット型パソコン向け供給により、業績が好転するとみられるが、実際の売上高に反映されるのは8~9月以降の見通しだ。