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民間初の追日型ソーラー発電所、華宇集団が屏東で稼働


ニュース 公益 作成日:2012年8月13日_記事番号:T00038755

民間初の追日型ソーラー発電所、華宇集団が屏東で稼働

 華宇集団が3億5,000万台湾元(約9億円)を投じて屏東県林辺郷に建設していた民間初の追日型ソーラー発電所が完成し、10日に運転を開始した。同発電所は、2009年8月の台風8号(アジア名・モーラコット)で大きな洪水被害が出た低地帯に太陽光発電所を建設し、地元農漁民に借地料を支払うことで、地元の経済振興につなげるとする屏東県政府の「養水種電」プロジェクトの一環で建設された。11日付中国時報が報じた。

 同発電所は6ヘクタールの敷地面積に707基の太陽光パネルを設置した。パネルは太陽の動きを追って向きを変えるため、一般の固定式パネルと比べ発電効率が25~30%も高く、発電量は1日最高1万8,000キロワット時(kWh)に達し400軒の家庭に供給できる。

 華宇集団の李森田董事長は、「屏東の1年の日照時間は2,200時間以上に達し、太陽光発電に非常に適している」と述べた。また、今後は同発電所で蓄積したノウハウを生かして同じ亜熱帯地域である東南アジアへの同事業の進出や、同発電所で太陽光パネル技術の研究開発(R&D)を行うことも検討していると述べた。