ニュース 金融 作成日:2012年8月13日_記事番号:T00038756
富邦金融控股の龔天行総経理は10日、業績説明会の席上、台北富邦銀行の香港法人に対し、中国の戦略的提携先からの出資を受け入れる考えを表明した。出資比率は5%を超える見通しだ。中国本土市場の開拓で協力していくのが狙いで、年内合意を目指す。11日付工商時報が伝えた。
現行規定では、中国資本が台湾の銀行や金融持ち株会社に出資する場合、単一株主の出資上限が5%までに制限されている。しかし、規定は台湾域内のみが対象で、香港法人は規制を受けない。
富邦金控は現在、中国福建省のアモイ商業銀行に20%を出資しており、台湾銀行業界では中国進出に最も積極的だ。しかし、中国政府がアモイ商銀のような「都市商業銀行」の業務範囲を地元顧客中心に限定する方針を示していることから、アモイ商業を通じ福建省以外に拠点を拡大するのは困難な状況だ。
このため、龔総経理は、中国の他の銀行に出資することも視野に入れていることを明らかにした。
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