ニュース 電子 作成日:2012年8月13日_記事番号:T00038767
新興国市場でノーブランドのタブレット型パソコンの価格が99米ドルまで下がって販売量を伸ばしており、今年の総出荷台数は4,000万〜6,000万台と最大手アップルの「iPad」に迫る勢いとなっている。これを受けて台湾の液晶パネルメーカーも商機獲得に動いており、現在奇美電子(チーメイ・イノルックス)がノーブランド製品向けパネル市場でシェア40〜50%の獲得に成功している。13日付工商時報が報じた。
市場調査会社、ディスプレイサーチの予測によると、2012年のタブレットPCの世界出荷台数は1億2,100万台。さらに今後5年間の複合成長率は28%に上り、2016年には出荷台数が4億1,600万台まで成長する見通しだという。
また、奇美電の許庭禎・副総経理は、中国のノーブランド・タブレットPCメーカーは、中国市場以外に海外の政府調達市場へと参入しており、価格戦略を武器にまずまずの実績を挙げていると指摘。これらノーブランド製品のパネル需要は年間6,000万枚に上り、サイズは7インチが最も多く、これに10インチが続くという。奇美電は積極的にノーブランド市場の開拓を進めており、同市場向け出荷量は今年2,500万枚に達する見通しだ。
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