ニュース 社会 作成日:2012年8月14日_記事番号:T00038776
フォード車生産・販売の福特六和汽車が販売した乗用車「フィエスタ」で、運転席のフロアマットにアクセルペダルが引っ掛かり、車が暴走したとして、台北市在住の女性が13日、汪志冰・台北市議(国民党)とともに再現実験をマスコミに公開し、賠償を要求した。14日付蘋果日報が伝えた。
フロアマットに引っ掛かった状態のアクセルベダル。純正品であれば、フックなどで安全な位置に固定できる設計になっている(13日=中央社)
今回のトラブルは、運転席に非純正品のフロアマットを敷いた場合、アクセルペダルが引っ掛かり、暴走を招く危険があるとするものだ。記者会見した女性は「販売店から無料で提供されたフロアマットがアクセルペダルに引っ掛かり、暴走事故が起きた」と、メーカー側に補償を求めた。
女性は当時、赤信号でブレーキを踏んだが効かず、交差点で車やバイクに衝突。幸いけが人はなかったが、修理費などで20万台湾元(約52万円)の損失が出たという。同日の再現実験でも、アクセルペダルが戻らなくなり、エンジンが大きな音を上げて空転した。
汪市議は「ブレーキマットの品質はさまざまだが、法律による規制がない。内外で同様の事故が多発しており、関係当局は重視すべきだ」と指摘した。
福特六和汽車は「これまでも非純正品のフロアマットを使用しないように呼び掛けている。社内的にもフロアマットを無料贈呈しないように配慮していく」と説明した。
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