ニュース 石油・化学 作成日:2012年8月14日_記事番号:T00038787
経営主導権争いが表面化していた中国石油化学工業開発(CPDC、中石化)で、現経営陣が役員改選で圧倒的優位に立ったことを受け、大株主の力麗集団は経営権奪取を断念することも視野に入れているもようだ。14日付蘋果日報が報じた。
力麗集団は、今年6月末の株主総会で現経営陣による妨害により、株主総会の会場に入場できず、役員改選の手続きには問題があったとして、裁判所に株主総会の無効を申し立てている。
しかし、力麗集団に属する力鵬企業の林文仲総経理は13日、「力麗集団はもともと中石化の経営権を取得する意図はない。中石化のコーポレートガバナンスに問題があったため、別の董事・監察人を推したものだ」とトーンダウン。さらに、記者が「裁判所が株主総会は有効と判断した場合、中石化の経営権獲得を断念するということか」と質問すると、林総経理は「そうだ。本業の方が重要だ」と答えた。
これに関連し、力麗集団は中石化の経営権獲得に向け、先ごろ台湾化学繊維(フォルモサ・ケミカルズ&ファイバー、台化)に協力を求めたが、拒否されていたことも分かった。台塑集団(台湾プラスチックグループ)の幹部は「確かにそういう話はあったが、台プラは中石化の経営権争いに介入する意向はない」と語った。
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